基本的な種類と分類 |
紀元前5世紀、北インドで生まれたゴータマ・シッダールタは29歳で出家し、修行を積んで35歳で悟りを開き、仏陀(=釈迦・釈尊・釈迦牟尼)となりました。仏像とは、本来この仏陀を表した像のことを指しますが、実際仏像が制作されるようになったのは、はるか先の紀元1世紀半ばといわれています。 仏像の種類を知るうえで、二つのキーワードを覚えると分かり易くなります
本来の仏像は如来だけ如来以外の仏像は後の人間が考え造ったものであり、本来の仏像とは如来だけです 化仏(化身)如来の超人的なパワーの一部を特化、具現化して作ったのが明王や天であり、 化仏(化身)と言われます 仏像の種類としては、一般的には下記の5つに分類されます |
如来 |
・悟りを開いた者。最高位の仏 |
菩薩 |
・悟りを求めて修行している者。 如来の慈悲行を実践して衆生を救う |
明王 |
・如来の化身。 如来の命により、一切の魔障を屈服させる |
天 |
・仏法を守る神 |
その他 |
・その他の仏像。 彫像や肖像が多い |
(注) その他の部は、如来・菩薩・明・天に分類されない仏像として掲載していますが、天とその他の分類には定説がなく、弊サイトでは、単純に「〜天」または「〜神」とつくものを天部にまとめ、それ以外をその他の部にまとめました |
Home > 基本的な種類と分類 | ▲このページのトップへ戻る |