2005/12/17(土)
(3日目) その2
<アルベロベッロ〜マテーラ>
バスが走り出してすぐに草原になった。
緑が太陽の光に輝き、雲ひとつ無い青い空とのコントラストが、とても冬とは思えない美しさだ。
あたりにはオリーブやアーモンドが植えられ、アーモンドは梅に似たピンクの花を咲かせるという説明を聞き、ホテルに飾られていた絵に描かれていたのはアーモンドの木と納得。健康食品でもあり、マッサージや美容液などと色々な使われ方をしているオリーブは、イタリアでは無くてはならないものだ。
50分近く経つのにまだ草原が続いている。ぐるりと周囲を見ても山らしきものは無く見渡す限りの緑に輝く大地で、牛が寝そべっている近くをも走りぬけた。
突然大きなごつごつした岩が見え、景色が変わってきたな〜と思ったらマテーラだった。
町並みに入り渋滞が始まったのだが、どうも原因は青空市らしい。道路わきには珍しい野菜や果物が並び、多くの人が買い物をしていた。
大根のようなものもあるが何だろう?それにしても、買い物をしているのは男の人のほうが多い。
市場の賑やかな分両側に車が雑然と停まり、反対車線にまではみ出して車がどんどん入り込んでくるのでバスが通れない。
もちろんバスは大きいので、見えている筈なのに全くお構いなしだ。
クラクションが鳴り響き、痺れをきらしてかジョゼッペさんが降りていった。何やらまくし立てているので、喧嘩にならないように・・・と、はらはらしてしまう。
しばらくして、どうにか解決したのかバスが動き出したので一安心だ。
今日はとにかくよく歩いた。
アルベロベッロもサッシも坂が多いし、昨日のカゼルタでもそうだったが、ガイドさんの説明を聞きながら、写真を撮りながらの移動は本当に忙しい。はっと気がつくと集団から離れていて、追いつくためには駆けなければいけないので体力もいる。
まあ、このくらい動かないと、食べた分が消費できないかな?
食べ物といえば、イタリアでの昼食・夕食は、前菜(パスタかリゾットかピザ)とメインに肉か魚料理、そしてデザート、それにパンが付くというコースだ。
味は薄めや濃いめと、結構ばらばらだけどそれでも美味しくいただける。
デザートは、ケーキやアイスクリームでとにかく甘い!でも美味しい!!
イタリア人は、昼か夜のいずれかにコース料理を食べるそうだから、自分たちは完全に食べすぎ?と思いながらしっかり食べているので、何度も繰り返すけれど帰ってからが恐ろしい。と、話が横道にそれてしまった。