曇り空で気温は20℃。
梅雨の合間の山中湖は、絶好のハイキング日よりでした。

旭日丘に車を停めて、籠坂峠までは、御殿場行きバスで5分ほど。
バス停近くの公園墓地奥が、三国山ハイキングコースの入り口です。


道標もあって一安心、と思いきや「熊出没注意」の張り紙が!
慌ててリュックから、熊よけの鈴を出しました。
熊さんに、途中でばったり出会いませんように!

歩き出してすぐに緑まばゆい樹木に覆われ、鳥のさえずりが聞こえ、木の根のオブジェも!

地面には何やら白いものが・・・。
近寄ってみたら可愛い花でした。
でも上を見上げても、花の姿は見えません。
きれいなうちに落ちる事で、存在をアピールしているのでしょうか?

土は大粒の砂状(富士山噴火時の火山灰?)で、緩やかな登りでも歩きにくい所があり、ゆっくりとしたペースのわりに大汗でしたが、驚くほどに身体はすっきり!
この爽快感が、ハイキングの醍醐味です。

歩き出しから1時間ほどで、急に視界が開け、アザミ平に到着。

途中、薄日も射していたのに、急に霧(雲?)に覆われびっくりしました。
これだから山の天気はあなどれませんよね。

アザミ平には、富士火山による変異種といわれる巨大なアザミ(富士アザミ)が、8月下旬から9月にかけて咲き、一見の価値があるようです。

花は直径が10cmにも成長するそうで、根はゴボウの代わりに、若芽は天ぷらに利用と、コース案内にありました。
あ!でも採取はだめですよ〜!厳禁です!!

と言いうわけで、富士アザミを見る事は出来ませんでしたが、他の何種類かの花々に出会えたので大満足!

霧が流れる中、花々を満喫してアザミ平と別れ、大洞山に向けて出発しました。

再び緑のトンネルに入ってしばらくすると、なにやら賑やかな鳴き声が!
2種類ほどが競うように、それもかなりの音量で鳴いています。
カエル?まさか!
セミ?でもまだ下界では鳴いていないし・・・と、不思議に思って、かなりしつこくその姿を捜し、とうとう見つけました。

枝の奥のほうに小さな虫が!多分セミだと思うのですが良く見えない!!
でも必至に撮影したので、右の写真を大きくして探してみてくださいね〜。

ところで、どうもこのセミ(?)は、一定の高さにしか生息していないようです。箱根でも駒ケ岳に向かう途中で、鳴いていました。

そのうち調べて見なくては・・・。
と思いつつ進んだら、今度はスケルトンの案内板がありました。???

「駿河の國大御神鎮座・角取神社奥の院入り口」との事。今度探検してみようかな〜?

アザミ平から50分ほどで大洞山に到着です。
またもや霧に包まれた山頂には「基準点を大切に・・・」という立て札がありました。

このコース、ブナやミズナラ、カエデなどの樹林帯での、道のりは快適です。
森林浴で心身ともにリフレッシュ!アップダウンも気になりませんでした。

大洞山から1時間程で三国山に到着。
山頂道しるべの近くには「境界見出票」なるものがあり、石柱が立てられていました。

ここを境に、神奈川県・山梨県・静岡県に分割されているようで、三方には、それぞれ管轄の注意書き立て札も!
結構面白い風景ですよ。

もっと足を伸ばしたい気持ちを抑え、予定通りパノラマ台方面に下りて、今日のハイキングは終了です。
ここからの下りは、急坂なのと足場が荒れていて今日一番の緊張!
15分ほどですが、要注意でした。

それにしても、今回の「三国山コース」は新発見がいっぱい!
紅葉も多分素敵です。
アザミの頃と・・・
少なくとも2回は!と、今から楽しみです。
三国山ハイキング
♪森の精とスキンシップ!
籠坂峠バス停〜アザミ平〜三国峠〜パノラマ台〜東電寮入り口バス停
・・・ゆっくり歩いて約4時間・・・
山中湖