頭部をクレーンで吊り上げ
慎重に組み立てます


細心の注意を払っての組立作業
見学者も緊張して見守りました
十一の菩薩面の上に
如来面が取り付けられました。

なんと頭部だけで1、8mもあるそうです
像高4、2m
総重量2t

日本最大の千手千眼観音像(坐像)の
組み立てが無事に終了しました

今後、台座・光背が制作予定で
完成時には8mもの大きさに!
楽しみです!!
勢山さんからの説明を
熱心に聞く見学者の皆さん


たくさんの質問にも
丁寧に答えていただきました

縮尺5分の1の原型(ひながた)です

お風呂に入れて、にかわ(接着剤)を溶かし
パーツごとに5倍に拡大し制作されたそうです

パーツの数は100以上との事
すごい!!
会場内には製作工程の写真や
製作中・修理中の佛像もたくさん!

見ごたえがありました
千手さんの胎内に納められる品々の一部

鏡や、鑿入れ式に使われた
鑿なども展示されました
千手さんが身に付ける装身具は
メノウにヒスイにアメジスト・・・

豪華ですね〜!
左右40本の手には色々な持ち物が・・・
その中でもどくろが印象的!
でもなんで?

本名「千手千眼観世音菩薩像」の名のとおり
手のひらにも眼が彫られていました

めったに見られない足の裏

サイズ60cm!
大きい!!
台の上に上げていただきすぐ近くでパチリ!

横顔も素敵です

十一の菩薩面の上には如来面が

こんなに近くで見せて頂けるのは最初で最後!
この見学会のあと
お顔に目が入れられ
トラック3台、大型ワゴン車1台で
焼津の「全珠院」にお輿入れしました
千手千眼観世音菩薩像完成披露会 2003・10・19
朝一番の新幹線で勢山さんの工房を訪ねてみると、千手さんはまだ組立の真っ最中でした。
黄金に輝く大きな頭部が空中を静かに移動しています。
日本最大の千手さんの、思いがけない光景に私達も緊張!固唾を飲んで作業を見守りました。

材は樹齢300年以上の檜が選ばれ、約5年の歳月をかけて木地姿に彫り上げられたとの事。
表面には固い漆が塗られ、その上に純金の箔が押されたまばゆい姿に
時が経つのを忘れてしまいました。

≪豆ちしき≫
 千手千眼観音さんって
          どんな佛さん?

観音世界の王様で、偉大な力を、千の手(脇手が40手あり1手が25世界を受け持つとの説)の持ち物に象徴させています。

千の数字は無限を表しているので、「その力も無限」と理解されているそうです。